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9月の自民党総裁選(12日告示―27日投開票)への立候補を表明した河野太郎デジタル相(61)が31日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜前8・00)にリモートで生出演。コメンテーターの元乃木坂46でタレントの山崎怜奈(27)からの質問に「そこはご心配はいらない」と答える場面があった。
河野氏は派閥裏金事件で党内の派閥で唯一存続した麻生派(54人)に所属しており、「脱派閥」の流れの中で派閥に残ったままの出馬には否定的な声もある。この点をキャスターの読売テレビ・中谷しのぶアナウンサーに問われると、「これまでの派閥の弊害は、人事と金をコントロールすることで政治がゆがめられるというご批判でした。派閥のパーティーはなくなったし人事に介入しないことも党のガバナンスコードではっきりうたっているので、派閥が人事、金をコントロールすることができない状況になっている」と説明。
そして「大事なのは今派閥にいるかどうか、旧派閥と言われるものに残っているかではなく、新たに総裁になった時に派閥やさまざまな勢力の介入を認めずに人事をやれるかどうか、そこをしっかり見ていただきたい」と持論。自身が総裁となった場合は党の慣例に従って麻生派を離れる意向を示した。
リモート出演した山崎は今も党の“重鎮”が影響力を持っているとし「麻生派にいながら政権を取り首相になったとして踏み込んだ党内改革、政治改革、経済改革が可能なのか?」と質問をぶつけた。
すると河野氏は「私が総理総裁を目指すのは私がやりたいことを実現するためにやるわけで、もし総裁に選ばれて総理になったら、それを邪魔させるような勢力の介入をさせるつもりは一切ありません。そんなことをするなら総裁になる意味はありませんから、そこはご心配はいらないと思います」と笑みを浮かべて返答。
山崎が「総理になる前から抜けるという選択肢は考えていないですか?」と重ねて聞くと、「先ほども申し上げましたが派閥の弊害は金と人事。今、派閥はそれを両方やらないとなっています」と前置きして「政策の議論や色々なものを進めるには人の集まりができる。現実に、解散するといっている派閥も1つを除いて残っているわけで。あまり今、派閥にいるかどうかの議論は正直意味がないと思っています」と答えた。
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