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『ワンピース』ルフィの母親は誰?尾田栄一郎が明かした「出てこないワケ」とは
『ONE PIECE(ワンピース)』の主人公「モンキー・D・ルフィ」といえば、血縁関係がとてつもない大物だらけで有名だ。
父親は革命軍の総司令官「ドラゴン」で、祖父に“海軍の英雄”「ガープ」を持つ。さらに義兄弟まで含めれば、エースやサボといった名前まで挙がる。
しかし、連載当初から「母親」に関する情報だけは、不思議なほど話に出てこない。この点に疑問を持ち、「実は作中の重要人物がルフィの母ではないか」「あえて話題にしないのでは?」と考える読者も多いようだ。
そこで今回は、ルフィの母親が出てこない理由について、作者・尾田栄一郎氏の過去の発言やコメントも含めて振り返ってみたい。
■海外向けに尾田栄一郎氏が明かした「母親像」
まず、ルフィの母親は生きているのか、という点から明らかにしておきたい。これに関しては、北米版の『少年ジャンプ』(2008年刊行)で、作者の尾田栄一郎氏がコメントしている。
読者からルフィの母親に関する質問が寄せられた際、尾田氏は生存をほのめかしつつ、「今も悩んでいる」と回答した。ちなみにルフィの母親のイメージは屈強で、厳しく、中年の女性がするようなパーマをあてていることも明かしている。
このイメージから連想するのは、ルフィやエースにとって親のような存在だった「カーリー・ダダン」だが、尾田氏のコメントから察するに、彼女がルフィの母親という可能性は低いだろう。
■ルフィ役の声優・田中真弓さんの証言
25年以上も、アニメ版ルフィの声をあて続けてきた声優の田中真弓さんが2022年12月、YouTubeチャンネル『丈熱BAR』にゲスト出演。その際に、ルフィの母親にまつわるエピソードを明かしている。
田中さんは、ルフィの父親や祖父は物語に出てくるのに、母親が出てこないことに疑問を抱いたという。自身も子を持つ母である田中さんは、ルフィの母親のことが気になりすぎて、作者の尾田氏に「ルフィの母親が知りたいです」と問いただしたそうだ。
すると尾田氏は「僕は冒険物語を描きたいんですよ。冒険の対義語は“母親”です」と回答。続けて「男の子は母親のもとを離れて冒険に出るんです」「冒険物語が描きたいから、母親は出てきません」と語ったという。
実は、コミックス78巻に収録された読者コーナー「SBS」でも、読者から寄せられた「母親が不明だったり、既に死亡していたりするキャラクターが多い理由」について答えていた。
尾田氏の回答は、「まあ答えは簡単です。『冒険』の対義語が『母』だからです」という内容だった。
これは声優の田中真弓さんに対する回答と同じものだが、ルフィの母親だけに限らず、他のキャラの母親の出番が少ない理由も「同じ」だと答えたわけだ。
そして母親が「冒険」の対義語であるなら、作中によく登場する父親や祖父は「超えるべき存在」として描かれているのかもしれない。実際、頂上戦争でルフィは義兄のエースを救うために祖父のガープを殴り飛ばしていた。
それに「冒険物語が描きたいから、母親は出てきません」と言ったのなら、ルフィの冒険が終わりを迎えるときはどうなるのだろうか。読者の間では「ルフィの母親は誰なのか」を予想する声も多く、ダダン、ステューシーなど、さまざまな名前が挙がっている。
『ワンピース』の物語がどのような結末を迎え、そのときにルフィの母親が描かれる可能性はあるのか、最後までしっかりと見届けたい。
これ以上話を横に広げられても困るし
そもそもそんなのを伏線ぽくすんなと言いたい
意味ないんだから
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